ファイアーメイジ感想

買ったので雑感想を

る時男が野で火の精霊と出会った
また昔話から始まっていてよい
前刊だと過去話で語られていたアイスメイジ達の野望は潰えアイスメイジ自体皆いなくなってその生き残りであるクリスタルウィザードが暗躍を始める感じだったけど
今回は木端メイジがサーカスで術を使った芸をしている所に繋がる。

◆サーカスの魔術師
見よ!その身体は炎に焼かれながら 男は生きて叫んでいるではないか!
見よ!私はもはや火では死なない!
伝説は生きる!
なんというか最終的に凍って死にそうだなと思った
あと妹亡くした上についでみたいに家焼かれてる男の人可哀想。
真面目に考えると演じられている話はただのサーカスのプロットではなくレッドローブの正義のコンセプトなんだろうと思われる。
またカオスは行き場を失くした魔術師の中にはサーカスに売られた奴もいたな酷いもんだぜみたいなことを言っていたがこいつがそうなのかもしれない

◆シャワー中に殴り込むミサキちゃん
やはりそっちのケがあるのでは?
まさかフェニックスウィザードが女の子だったとはねとのことだが今までの魔術師皆女やんけ(クリスタは違う可能性もあるけど)

◆ははは
アホの子が急に儚い笑いを浮かべるのは絵になる。
親父さんと弟子ってのが実際に血縁関係あった上で師弟としての色が濃いのか単に師をそう呼んでるだけなのか掴めなかったけどどうやら実父の弟子なわけではないらしい。

◆私はフェニックスウィザードじゃない
ウィザードが相当高い位置の称号だという事が判明。
前刊で「この魔法で彼女はウィザードの地位を手に入れた」って言われてたので多分そうだろうと思ってたけど正しかったので嬉しい。
・スペクトラルウィザード
ブラックローブ?のゴーストメイジ
幽霊化できる
・カオスウィザード
イエローローブ
分身を作り出せる
ガーゴイルウィザード
グレイローブのストーンメイジ
ガーゴイルを作り出せる
「リレントレスオーバータワー」所持
・クリスタルウィザード
ブルーローブのアイスメイジ
氷の呪いをかけられる
が現在確認されてて○○ローブのメイジってからスタート、強力な固有魔法を持つとウィザードの地位が得られるっぽい

みたいなことを昔言っていたがこの予想はほぼ全部正しかった
 
◆純粋魔術です!
魔術師共通の倫理の欠如がとてもよい。
一方で師匠のバランスを取ろうとする態度は確かにこれまで登場したウィザードたちと比べると完全に異端の思想ですね。
……つまりやっぱりクリスタルだけが今も残っている真の魔術師なのでは?
となるとこんなひよっこに何をどう頑張らせたところで勝てない気もする

◆私は火によっては死なない……それが私の唯一の術だ
「他に使える魔法は」「ない」
「手から火の玉は」「出ない」
「暗いところで明かりは」「できない」
微妙に生活用品扱いするギャグはちょっと面白かった

◆それができたらそうしてるわよ
前から思っていたがミサキちゃんは所帯じみてるし、今回は未亡人っぽい
前刊の終わりでスペクトラは勝てない気満々でダメかもしれないと不安を打ち明けてたわけですが
あれが非常に夫婦っぽかったし経緯はどうあれスペクトラは帰ってこなかったのでいよいよそれっぽい。

◆私には向いてるよ
別にすねてないの所でも思ったが魔術師がいるところでズブズブ無為な時間を過ごすことは実際の所ギルド崩壊後のスペクトラには滅茶苦茶向いていそうである。

◆私に誓えるものはないよこの心だけだ 
私は言葉の人ではないのだから……とか言ってた割に詩人で笑ってしまった。

◆カオスちゃんスペクトラの荷物取ってきてよ
ちゃん付けは吹いた。
前刊でもカオスに対してだである口調で命令していたので
クリスタルはいつでも誰にでも偉そうなもんだと思っていたが
意外とそういうもんでもないらしい。
なおこの後「これからスペクトラとデートさ」と言われた時は「おまえはよくわからん」と返している

◆スペクトラを見送るクリスタ
「スペクトラ!」「気をつけてな」
「うん…」
「暖かい空気に触れれば気も晴れるだろ」
「なぁ…」「お前達は何を企んでるんだ?」
「?」
「なぜ私によくしてくれるんだ?」
「別によくしてなんかないよ 私のしたいようにしてるだけさ」
「どうしたんだよ…」「お前らしくもない」「冷酷と非情がお前の一番の武器だったのに」
「それは昔の話だ…」「やめたんだそういうやり方は」「結局うまくいかなかった」「この世を動かしてるのは思いやりと優しささ」
「自分がかつてぶどう畑で何したか」「忘れたわけじゃないだろうな!」「お前は私との勝負に勝つために」「村中の人間を巻き込んだんだ!」
(略)
「私も努力してる…」
色々なことがわかる会話だった。
・どうもスペクトラとクリスタが過去に行った対決というのは普通にリアルファイトだったらしい
一度も勝てなかったというのはもっと違う形式の術比べとか権謀術数だと思っていたのでそういう子供みたいな勝負をクリスタがやるというのは結構驚きだった。(そもそも同年代じゃなさそうだしスペクトラ相手にムキになると思っていなかった)
ぶどう畑だとか村というのがどこなのかは不明だがギルドを追放されたりはしていないようなのでギルドの敷地ではないところにギルドと縁のある村というのがあったらしい。回想によるとギルドは山に囲まれた場所にあったようだが。
・スペクトラはクリスタとの対決で他人を巻き込んだことに罪悪感を抱いているらしい
夢にまで見ているそうだが、過去回想のイキりスペクトラは魔術を進歩させる…純粋魔術のためなら別に他人が…特に非魔術師が…いくら巻き込まれようと気にしなさそうな気がするが、元々そういう部分はあったのだろうか。
キレながらくしゃみしていたのはちょっと面白かった
・私も努力してる…変わろうと
全く信じられないがクリスタは変わろうとしているらしい。全く信じられないが。
そもそも前回マルマザキくんをあんな目に合わせておいて何を言っているんだという感じである。
私はカオスは最初から魔術師として欠陥品(動機が知識への奉仕ではなくギルドという社会に関係したものであるため)、スペクトラとガーゴはかつて正しい魔術師ではあったがギルド崩壊後にショックや罪悪感からそれぞれ壊れたと見ていて
だからクリスタだけが今なお魔術師の理念を至上のものとしている”正しい魔術師”なのだと思っていたが
このクリスタなら(言っていることが本心なら)意外と倒せるかもしれない。
まあ真面目に考えると多分魔術師とか身内判定を下した相手にだけ優しさを持つようになったという話だと思う。ギルド崩壊のショックはクリスタに対しても例外ではなかった的な。償いどうこうはスペクトラが勝手に推測したことだし。
考えてみればリレントレスオーバータワーの時もクリスタは(実質ガーゴに対しては)優しかったしな。
そもそも魔導書という魔術師ギルドのいわば遺品を集めて回ったり魔術師を集めなおそうとしたりするのはカオス同様ギルド在りし日を夢見ての行動にも見える。

◆そっか
負い目もあるとはいえスペクトラはカオス(許)に対して優しい。
キネティカは超ネガティブな時ですらカオスに対しては割と辛辣だったが、スペクトラは(利害関係になければ、バカにしてはいても)カオスの事は基本的に好きなのだろう。

◆これじゃ跡を継ぐべきかどうかもわからないじゃないか
(私は偉大な親父さんの後を継ぐつもりだったのに)(本当の父親みたいに思ってたのに…)
(魔術師になるには遅かった私を) (見込みがあると弟子にしてくれたのに)
(私は…期待にそぐえなかったのか?)(私が頼りないから…?)(私が魔法もろくに使えない半人前だからか?)
ポイ
(親父さんは私を信頼してなかったんだ!)(くそっ…!くそっ…!くそっ!)
(自分が情けない…)
師が自分に何も話してくれなかったことに怒りをぶつけ遺品を投げ捨てた後で「自分が情けない」に着地するところにフェニックスウィザードへの好感度の高さが感じられていい。
またここら辺の描写からどうもフェニー(?)は飛行機事故にあった時フェニックスウィザードに救われたりしたらしいことや魔術師になるには適齢期みたいなものがあるようで若干ジェダイっぽいことがわかる。
多分飛行機事故の現場で耐火魔法を使ったところ効いたのがフェニーだけで、フェニックスウィザードは孤独となったその子を拾って魔術師として育成しだしたのだろう。

◆世界破壊魔法に耐えるシェルター
耐えてどうする
オクトラミンリトスという世界破壊魔法があったらしいが初出である。
これまでに言及された「最強の魔法(モストパワフルスペルオンアース)」は
長い大きい影の記憶(コピー版を騎士団が所有)
ズマの日記の簒奪(不明)
リレントレスオーバータワー(ガーゴもろとも宇宙空間に放逐?)
の三つ。のはず。
魔術に関する知識の疎いフェニーが知っているという事は炎属性の奴だろうか。

◆クリスタル ウィザード?
フェニーはカオススペクトラ辺りは知っていたようだがクリスタの事は知らんらしい。
単にブルーローブトレッドローブだから仲が悪くてしらなかったのかやはり年の問題か

◆南極で彼女と戦って欲しい
「どうしたの?」
「無理をおっしゃる!」
「ファイアとアイスでいい感じでしょ」「そんな変なこと言った?」
「メ…メイジとウィザードじゃ格が違うんだよ!」「ウィザードは優秀な魔術師に贈られる特別な称号で」「たくさんいるメイジの中から特別優れた者が選ばれるんだ」
「そうなの?」
「何にも知らないんだな!」「魔術師と言ってもピンキリでできる奴とできない奴がいるんだ!」「そして私はそのできない方だ!」「ウィザードとの魔法対決なら勝ち目はないよ!」
早口でいかに相手が強くていかに自分がダメでいかに勝ち目がないかをまくしたてるフェニーが面白かった
やはり魔術師とメイジではめちゃくちゃランクが違うらしい

◆私にはお前がついててくれるだろ?(うっとり)
カオスをスペクトラをひやかしに来たカオスとカオスが「チューしろチュー!」とかいい出したり自分たちでチューしようとするあたりカオスもそっち側の人なのかもしれない。
まあ自分の身体でできることはなんでもしてそうではあるが……
あと残りのカオスは絶許状態だったらしいが別にそんなこともなさそうである。

◆騎士団に潜入するカオスとスペクトラ
誤魔化しがgdgd過ぎて滅茶苦茶面白い
「まず倉庫を見たいんだ。ずっとファンだったからここの…倉庫の」あたりの変な洋画っぽさは癖になる。
冷静に考えるとカオスは多分本体まで一度に全滅させられない限り不死身みたいなもののはずなので全部強行突破でよさそうだが。
毎回コスチェンしているような気がするスペクトラだが、今回の騎士団スペクトラは非常に様になっていた気がする。

◆カオスウィザード見参!
前に対決したカオスとスペクトラだが連携を取ると強い+強いで滅茶苦茶強い。
カオスはどうせ死んでも平気なのでスペクトラが敢えてヘイト集める意味があるのかは謎だが。
攻撃に使っている術はカオスボルトだとして叩きつける用のパイがどこから来たのかは…多分考えるだけ無駄か。
カオスがカオスのスカートをめくろうとして蹴られていたのが面白かった

◆カオスウィザードは元・プリズムメイジだ
不明だったカオスの所属が明らかに。
あの分身やカオスボルトといった術は光属性のスキルだったらしい。
プリズム関係なさそうだもんねと言われていたが分身は多分プリズムで光が別れるアレなんだろう。
あとカオスガスも多分光魔法的なガス(意味不明)なのだと思われる。
関係ないが昔からカオスの所属が気になっていて質問までした程なので「新刊に乗ってますよ」と教えてもらえた時は大変うれしかった。

◆ついに実力行使に出たんだ
かつての仲間が次々にウィザードになるのを見るうちに焦りを感じたらしいが、ウィザードってそうホイホイなれないんじゃなかったのか。
またここら辺の情報からギルドの近くに街があることや、フェニーの方はスペクトラやカオスの事を知っていたことがわかる。

◆…あの子は私の事が好きなの
ミサキちゃんも結構難儀なキャラクターである。
他人に好かれている自分が大好きで他人を思い通りにするのも大好きな女王蜂的性格は間違いないが
それでも昔と比べればスペクトラの影響を受けて大分大人しくなっているらしい。
まあいたぶる割にはスペクトラの事が結構好きで死んだら泣くし寝込むだろうという事はわかる。

◆偶然姿をお見かけしたものでつい…
思い通りに事が進んでいる時のミサキちゃんは本当に楽しそうである
翻弄される団長はめっちゃ可愛くてよかった。
団長の信頼できる部下は確か前にカオスボルトでワンパンされてた人ですね。

◆今まで親の仇だと思ってお酒を憎んでたのに
そっちかよ

◆ジャーン ライターよ
ミサキちゃんなりの励ましなのだろうとは思うが
構図としてはスペクトラでダメだったものをそれよりダメな人を送り込んでなんとかしようとしている形なのでやっぱりダメなんじゃないかという気もする。

◆でも死人に復讐しても意味ないわよーっ
モブ子さんが一番えげつないことを言っているのでは?

◆おーおーお客さんかな?
既刊でカオスが騎士団を襲撃した後で今回もカオスが騎士団を少人数で襲撃していたのがRPGの中ボスっぽい(章ボスだったキャラがそれ以降はその時ほどの脅威ではなくなる現象っぽい)なと思っていたが
基地の前に立ちはだかるカオスはいよいよもって中ボス的な気がする。

◆ある時男が野で火の精霊に出会った
ロケットランチャーを構えた時点でフェニの火炎属性耐性の流れはわかっていたが
個人的には「火の祝福かそれとも呪いか……」「見よ 私は火ではもはや死なない」あたりから引用されるかなと思っていた。
でも後でもう一回読んだらこっちの方がいい気もする。
あと魔術師…って言うカオスが大変サマになっていてよい。どうもカオスの方はフェニ程度のメイジのことは認識していなかったらしい。